目次
はじめに
こんにちはsakuraです。今回は早繰り銀の対策をまとめてみたいと思います。個人的に早繰り銀にはトラウマがあり何度か調べたことがあります。しかし有効な対策が見当たらず放置していました。今日書くのは自分が使う形でどう対応するかをまとめます。久しぶりの投稿になってしまいましたが頑張って書いていきます。
早繰り銀とは、角換わり三羽ガラスの一つ。攻撃的で攻め将棋になりやすい。
後手からの攻め筋①
基本図までの指し手
☗２六歩☖３四歩☗２五歩☖３三角☗７六歩☖２二銀☗７八金☖８四歩☗３三角成☖同銀☗８八銀☖８五歩☗７７七銀☖３二金☗３八銀☖４二玉☗３六歩☖７二銀☗６八玉☖７四歩☗３７七桂☖７三銀☗４六歩☖６四銀☗２九飛
後手からの仕掛け①
☖７五歩☗同歩☖同銀
後手が最速で攻めるならこの形からだろう。居玉（５１玉）のまま後手が飛車先交換をしてしまうと☗９５五角（下図）の王手飛車が待っている
後手の言いなりになって飛車先交換させてしまうと先手失敗だ。先手には反撃の常套手段があるそれは継ぎ歩だ。
☗２四歩☖同歩☗２五歩
後手が２五歩を取ってしまうと☗２五同飛で銀と桂馬の両取りで十字飛車が決まってしまう。後手は当然この歩を取らずに攻め合ってくる
☖８六歩☗同銀☖同銀☗同歩☖同飛☗８七歩☖８二飛
相手は飛車先交換をしてきた。このまま局面を落ち着かせるわけはなく反撃開始だ
☗２四歩☖２二歩☗２三銀
先手は飛車先突破を目指して歩を進めるが後手は☖２二歩と謝ってきた。最初は違和感があるかもしれないが銀を打ち込んで良い。この銀を☖同歩としてしまうと☗同歩成で飛車先突破成功だ。当然そうはならない。
☖３一金☗４五桂☖４四銀☗２二銀成☖同金☗２三歩成
後手は当たりを避けるが先手の攻めは止まらない。銀のタダ捨てから歩を成り込み先手成功の形となった。次の駒組を見てみよう
後手からの攻め筋②
基本図からの指し手
☖５二金☗４八金
次は☖５二金と駒組を進めた時の攻めを見ていこう
☖７五歩☗同歩☖同銀☗７六歩☖８六歩☗同歩☖同銀☗同銀☖同飛
後手は先ほどと同じように飛車先を交換してきたがこのまま収めるのは先手不満だ。どう反撃するか、有名かもしれないが☗６一銀と引っ掛ける手がある
☗６一銀
後手が☖５二金や☖６二金としてしまうと☗９五角が待っている。
一例を示すと☖６二金☗９五角☖８二飛☗８三歩☖９二飛☗６二角成☖同飛☗５二金☖同飛☗同銀成☖同玉☗８二飛と進んで先手良しとなるが、後手は☗６一銀に☖２八銀と打つ手もある
☗６一銀以下、☖２八銀☗４九飛☖８七歩☗４五桂☖４四銀☗７七金☖８四飛☗５二銀成☖同玉☗６二金と進み先手良しとなる。次の駒組を見て行こう
後手からの攻め筋③
基本図以下の指し手
☖５二金☗４八金☖４四歩☗４七銀
☖７五歩☗同歩☖同銀☗７六歩☖８六歩☗同歩☖同銀☗同銀☖同飛☗８七歩☖８二飛
後手が飛車先を交換した局面、今回は飛車を追い返してから反撃する。
☗４五歩☖同歩☗３五歩☖同歩☗４五桂
☖４四銀としてしまうと☗２四歩☖同歩☗同飛から十字飛車が決まる。
☗４五桂以下の指し手
☖２二銀☗４四銀☖６四銀☗３四歩☖４三歩☗１五角☖３一玉
一例だがここまで進めば先手が良くなる。
しかし☗３五歩に☖４四銀など手は広く難しい勝負が続く。
後手からの攻め筋④
基本図以下の指し手
☖５二金☗４八金☖４四歩☗４七銀☖３一玉☗５六銀
☖７五歩☗同歩☖同銀☗７六歩☖８六歩☗同歩☖同銀☗８三歩
後手は例のごとく飛車先を交換してくるが今回は５２の金にヒモがついていないのに注目して☗８三歩と反撃する
☗８三歩以下の指し手
☖７七銀成☗同桂☖８三飛☗６一角☖８二飛☗７一銀☖９二飛☗８三角成☖７五歩☗８二銀成
飛車取りが確実となり先手優勢となる。
まとめ
いかがだっただろうか、早繰り銀からの様々な仕掛けを見てきたが解説できなかった変化も多い。残りは実践で試しながら自分なりの定跡を作っていって欲しい。最後にその他の変化を置いておく。ここまで閲覧ありがとうございました!
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