45桂について考えてみる③44銀から33桂の変化

将棋

以前の記事では44銀に28角の変化を調べました。今回は残りの変化③33桂について調べてみたいと思います

軽く振り返ると上図から①25角には飛車を切り26金から角をいじめる②28角には24歩。取ると角と桂馬の両取りなので19もしくは46角成ですが23歩成から31角で難解ながら先手良しとしました。

課題図からの指し手△33桂

先手は2筋に飛車を戻してゆっくりした戦いになれば一歩得で有利になるのでこの局面でも24歩と打ち2筋に戻ろうとします

後手の選択肢は多いですが今回は①25角②28角のふたつを掘り下げていきます

後手は先手の攻め駒を取るために角を打ってきました反撃手段がなければ悪くなってしまいますがここで先手には7手1組の面白い指し手があります

駒を精算してしまう。飛車を取られるわけにはいかないので33の地点で飛車桂を成ってしまいます。この局面を見れば狙いがわかってくるのではないでしょうか

33桂成に対して同金なら23歩成同金に45角、同玉にも23歩成同金41角とせめて先手良しになります。24の歩がいるからこそ成立する筋でこの手順を見た時は感動しました。

結果図45角

33桂馬から25角は先手が良くなりました。次は33桂馬から28角はどうでしょうか

後手は攻撃の拠点から剥がすために28角と反撃してきました先手はどう対応するのが良いでしょうか?以前にも解説した攻め筋です考えてみましょう

44飛同歩34角

これに対して43金としてしまうと33桂成同金は61角成だし、同玉は23角成32玉に55桂と攻めて先手良しです

ここからも難しい戦いは続きますが相手が44銀としてきた場合の対応は大体おさえられたと思います。次回からは45桂に22銀と引いた局面を研究したいと思います

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